佳作
幾多の 行為と行為の 間の 連なりの
吉田智大 田原大資(横浜国立大学大学院)
作品コンセプト
地方都市の集合住宅によって,都市計画を上書き更新する提案である.衰退する商店街の現状に,商いを回復することではなく,子どもを介して人が集まることを取り戻せないかと考えた.都市の始まりを建築から考え直したとき,「抜け」という概念で道を捉えることができる.「抜け」とは人と人の行為の連なりである.行為の連なりとしての「抜け」を「学校」のようなものと捉え,高齢化した住民と子ども・子育て世代を繋ぎ合わせる地域学校・託児所となる道を提案する.既存の大通りと関係する建築のあり方ではなく,その裏側と関係していくたくさんの道をつくることで,幾つもの素朴な日常生活の連なりが街に活気を取り戻すことに期待する.
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 3点/賞金50万円(税込)
- 佳作10点/賞金各10万円(税込)