
建築を長く使い続けること。またそこに住み続けること。それは、その場所の環境を継続して考えることにもなります。少子・高齢化や地球環境という現代の問題を見据えても、新築だけではなくストックを意識して考える必要があるでしょう。そこで各自に縁(ゆかり)のある身近な場所を想定し、リノベーション、また増築もしながら、30戸の集合住宅を提案してください。新しい提案が周囲に広がり、まちもリノベーションされ、将来にわたる価値が生み出せるかもしれません。建築ストックの価値は、歴史的建造物だけにあるわけではありません。敷地や建物は、実家や祖父母の家、通いなれたところなど、各自が身近に思える場所を想定してください。ただし、敷地は日本国内に限ります。また提案には場所のプロフィルを記してください。未来に繋がる新しい集合住宅の提案を期待しています。
課題:
各自に縁のある敷地、建物を想定し、それを増改築することで30戸の集合住宅としてください。元の建物は集合住宅に限らなくて結構です。また隣の敷地を利用するなど、30戸の集合住宅にふさわしい敷地としていただいても結構です。ただし、場所と建物のプロフィルを300字以内で記述してください(集合住宅は標準的な家族が住めるものとしてください)。