

![]() |
|
---|---|
自分の身の回りの状況と向き合うことで,よりクオリティが高くなった提案が印象に残った.場所に対する愛着と客観的に場所を捉える両方の視点を持つことが,建築をつくる時には必要なのではないか.これから設計に取り組む際も実際に敷地に通い,場所を知った上でそれを建築の提案の強みにしてほしい. |

![]() |
|
---|---|
今回は敷地選びから問いかけるコンペだった.そのため,さまざまな題材が取り上げられており,若い学生のみなさんが着目しているものや場所が見えてきて,興味深い審査となった.集合住宅という型にとらわれず,人びとが住まう場所の根源的な要素から案を組み立てているものや,集合住宅を通して街全体を変えていこうとする案が多かった. |

![]() |
|
---|---|
自分たちの身近な場所を題材にしているためか,場所の状況がしっかりと読み込まれており,全体の作品のクオリティが非常に高かった.単なる図式的や理念的な提案ではなく,実際の生活をイメージできる案が多く,それらには強く共感できた. |

![]() |
|
---|---|
集合住宅を含めた建築の分野では,建築のストックの活用や建築を通した街の再生などが求められるようになり,大きな転換期がきているのではないかと感じている.今回の多くの提案は,そのような状況をしっかりと捉え,リノベーションという手法を用いて豊かな生活を描いていたと思う. |