“とある”家族の10世代の記憶
岡野佑紀 藤本健太(関西大学大学院)
●作品コンセプト
10世代が住み続けられる集合住宅を提案する.情報が消費される現代社会ではさまざまなコミュニティが氾濫しており,かつての田舎町のような地域に根ざしたコミュニティ意識は弱くなった.そこで,自分の家族の歴史を受け継ぎ,子孫がその土地に住み続けられる環境をつくることで,地域のコミュニティを強固にする.家族の世代の変化と共に過去の経歴を残しながら既存の住戸の上へと新たな住戸が積み重なっていくことで,住人同士の関係は,過去から現在,そして未来へと繋がっていき,世代(世紀)を超えた地域社会を形成する.
(応募案より抜粋)