佳作

へやのまち/まちのへや
山田健太朗(北九州市立大学大学院)
山本直(九州大学大学院)

へやのまち/まちのへや  山田健太朗(北九州市立大学大学院) 山本直(九州大学大学院)
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作品コンセプト

街の中にある既存住戸の部屋を密集させた部屋の集合体「へやのまち」と,その住宅の抜け殻「まちのへや」により,みんなで「地域をシェア」することを提案する.水回りや寝室などの個別の生活が担保された部屋を残しながら,「使われなくなった部屋」を対象敷地に提供し合う.そして,それらが30戸分集合することで,30世帯みんなですべての部屋を共有できる,大きな「へやのまち」をつくる.それと同時に,部屋の抜け殻は街にそれぞれ点在しながら30世帯に共有される「まちのへや」として機能する.住人たちは街中に広がったこれらの場所を移動しながら生活を送ることで,「街」と「家」との境界線が限りなく融解していく.

(応募案より抜粋)