最優秀賞

人の表情,建築の表情,町の表情
牧村将吾(三重大学)

人の表情,建築の表情,町の表情  牧村将吾 (三重大学)
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作品コンセプト

人の扉を開けるという行為に着目した.1階の滑り出し戸を開けることにより,2階レベルに歩行可能な空間ができる.人びとの行動により,自然発生的に現れる「立体ロジ」は,時間により現れたり消えたりする.つまり,生活リズムが可視化され,建築が表情を持つことになる.また,大きな開口部からは住民のアクティビティや人の表情が漏れ出し,建築の表情へと変化する.商店街に元もと存在するリズムに集合住宅のリズムが加わることで町全体が新たなリズムを持ち,町が表情を持ち始める.このリズムを地域住民が無意識に共有することで町全体に大きなコミュニティを形成することができるのではないかと考えた.

(応募案より抜粋)