優秀賞
街を記憶する丘
渡邉匠(大阪市立大学大学院)
作品コンセプト
大阪市内には,大阪城築城時に整備された東西に延びる「太閤下水」が,ビル裏のわずかな隙間として残っている.建物裏側に対し「ウラ公開空地」を設けて空地をつくることで,南北に延びる都市主軸と直交する路地として,公開空地の形骸化などの問題解決を図る.新しくできた空間には丘を形成し,都市開発の歴史と共に変化し続けるパブリックスペースとなる.
審査委員コメント
◯空地にアクティビティが生まれる操作が必要.(岸井)
◯裏側の操作による表側の影響も見たかった.東京とは全く異なる大都市の発展を示していた.(西沢)
◯過去と現在のずれを可視化し,現在の大阪を相対化する視点は素晴らしい.(吉見)
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 3点/賞金50万円(税込)
- 佳作6点/賞金各10万円(税込)