主催:長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

審査委員特別賞

藤本壮介賞

光付く群れ
西里正敏(東京大学大学院)

光付く群れ 西里正敏(東京大学大学院)
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作品コンセプト

古い木造住宅の基礎に見られる光付けのように,日本人は昔から自然の形に寄り添い,その不都合さに抗うことなく,器用に受け入れ共に生きてきた.都合の良い物事に取り囲まれる現代に光付けを施す.コンクリート型枠内に氷の塊を投じ,溶ける氷と固まるコンクリートの境界で起こる自然物の反応によって,規格と自然形を持った多様な場とコミュニティが生まれる.今後の日本の集合住宅が持つべき,不都合さの中の楽しみを見直す試み.