主催:株式会社日建設計
  後援:株式会社新建築社   
  

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過去のコンペ

テーマ座談会

2016年からはじまった都市のパブリックスペースデザインコンペでは,毎年国内外から提案を募り,公開審査や本誌での発表を通してこれからの時代の都市とパブリックのあり方を発信してきました.4回目の開催となる今年のテーマは「20XXのパブリックスペース」です.岸井隆幸氏(審査委員長),西沢立衛氏,亀井忠夫氏に,鬼頭武嗣氏と尾崎えり子氏の2名を新たに審査委員に迎え,未来の都市とパブリックスペースのあり方について議論していただきました.[編]

 

都市のパブリックスペースが向かう先

まずは審査委員のみなさんに今年のテーマ「20XXのパブリックスペース」について所見をいただきたいと思います.

亀井忠夫(以下:亀井) 都市のパブリックスペースデザインコンペは今年で4年目を迎えます.当時岸井先生との雑談の中で,「最近の学生も含めた建築の設計者はあまり都市について語らない,興味が薄れているのではないか」とお話をしたことがきっかけでコンペを立ち上げました.建築にとって当然のことながら都市は大事で,過去の応募作品を見ても,年を追うごとに都市を考える視点が根付いてきていると実感しています.世の中でもパブリックスペースという言葉自体が頻繁に使われるようになってきたと思います.東京でも現在渋谷や新宿など,いろいろなところで新しいまちづくりが動いています.こういった大きな開発でも足元に広場を設けたり,屋上に庭園を設けたりパブリックスペースをうまく取り入れている例が多く見られます.本コンペでは毎年建築外の分野で活動をされている方に審査委員に入っていただいていますが,それはパブリックスペースを考える上では建築以外の多種多様な領域にかかわる方の視点も欠かせないと考えているからです.そこで今年は鬼頭武嗣さんと尾崎えり子さんに参加いただきました.第1回から参加いただいている岸井隆幸さん,西沢立衛さんとどのような議論が生まれるのか楽しみです.

岸井隆幸(以下:岸井) 都市におけるパブリックスペースを考える時,道路,河川,公園からコミュニティセンター,図書館などまで,行政が管理している土地が2割から4割を占めていることを理解しておかなくてはなりません.そしてこれらは道路法,河川法といった行政のルールのもとに成立しています.たとえば私が計画に携わった越谷レイクタウンでは,市街地整備と同時に,調整池を市民に開放した親水空間へと生まれ変わらせていますが,表面には見えない,背景にある法規・制度を理解しないと実現できません.残念なことに今の建築教育ではそういった基礎的なことが教えられておらず,そこにひとつの問題があると考えています.
また時代とともに「パブリック」という言葉が持つ意味が変化してきています.日本でも参加型のプレイスメイキングやPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携),エリアマネジメントなどの事例も年々増えてきています.いわゆる行政の管理する公共施設のような狭義でのパブリックスペースから,市民みんなが使える空間を自身の手で管理・運営を行う時代になってきています.海外に目を向けると今は特に公共交通系の動きが活発で,路面電車が進化したLRTがヨーロッパの各地で再び走りはじめています.車大国のアメリカですらTOD(Transit Oriented Development:公共交通指向型開発)がサンフランシスコやデンバーで成功を収めています.さらには情報通信技術の発達によりあらゆる交通手段による移動をひとつのサービスとして捉え,シームレスに繋ぐ新たな「移動」の概念として「MaaS」(Mobility as a Service)という考え方が注目され始めています.こうした流れに対応して法規・制度が変われば,パブリックスペースのあり方も変わっていくでしょう.
今回のテーマは次の時代のパブリックスペースから建築や都市を考えるということだと思います.具体的な都市や場所をイメージして提案してくる人もいればコンセプチュアルな設定でくる人もいるでしょう.いずれにしても提案を実現するための仕組みについても深く考えていただきたい.一方で優れた仕組みと同じくらいそれに適切な形を与えることも重要だと考えています.

 

パブリックという言葉の持つ意味が変わればそれに応じて制度や仕組みも変わっていくということですね.西沢さんは今回のコンペではどのような点に注目されていますか?


右:エティエンヌ・ルイ・ブーレーによる王立図書館再建案.
左:上杉本洛中洛外図屏風.

 

西沢立衛(以下:西沢) 私が日本の公共空間をよく表していると感じるのは,村祭りの風景とか,都会の裏路地などです.そのわかりやすい例として見ていただきたいのが,「上杉本洛中洛外図屏風」(本頁左上)です.この絵が描く日本の公共空間について,私が面白いと思う点がいくつかあるので,それについてご説明します.まず第一に,この絵は洛中洛外,つまり京都の中と外が描かれているのですが,正直言ってどこがまちの中でどこがまちの外かまったく分からない,という点です.町の中外という区別がなく,また,建築も,中と外が連続する状態になっています.ふたつ目は,全域に雲と緑が広がって,自然と人工が渾然一体になっているという点です.第三点は,絵に中心がないということです.図法としてはアクソノメトリックを使うことで中心と周辺の違いがない世界を描いています.この図法によって,御所や武家屋敷,商人や職人,農民,階級に関係なくあらゆる人間が同じ感じで楽しんでいる状態が描かれています.
もうひとつ見ていただきたいのは,エティエンヌ・ルイ・ブーレーの「王立図書館再建案」(本頁右上)です.僕はこの絵が好きで,建築の世界ではもっとも美しく力強い絵のひとつです.この美しさ,力強さは,遠近法が用いられていることによります.これはさきほどの洛中洛外図とほぼ同じ時代に描かれたものですが,両者の違いは非常に激しい.この絵で印象深いのが「中心性」です.遠近法によって,万物に序列が生じます.また,中心に置かれた物は正確に描かれ,端に行けば行くほど歪む,中心と周縁のヒエラルキーが生まれます.これは一神教の世界です.面白いのは,遠近法を描くためには,神であるVP(消失点)だけでなく,もうひとつ自分の立ち位置であるSP(立点)を定める必要があるということです.つまり唯一神(無限)の存在と,あと自分の視点,個人の思想というものを定めないと描けない世界なのです.一方でアクソメのほうは,VPもSPも要りません.それによって中心のない世界,またはあらゆる場所が中心になりうる多中心の世界,汎神論的世界が成立します.アクソメでは,絵の中心も端も同じ比率で歪んでいる.ある意味ですべてが等しい世界です.偉い人も偉くない人もみんなでお酒を飲んで,家でも通りでもわいわい騒ぐといった村祭りの延長のような公共空間のイメージは,このアクソメという図法によって明快に描かれました.西洋と東洋でこれほど公共空間が異なるように,公共空間の描き方は,世界観の提示といってよいと思います.パブリックスペースと一言でいっても,歴史や文化を背負っていると思います.

 

確かにそれぞれの都市にふさわしい公共空間のイメージがありそうです.鬼頭さんの考えもお聞かせください.

鬼頭武嗣(以下:鬼頭) 「20XX」という近未来を考える上で,データの話は避けられないと思っています.これからは特にサイバー空間とフィジカル空間の繋がりが大きく変わっていきます.先ほど岸井さんの話にもあったMaaSもそうですが,サイバー空間とフィジカル空間が渾然一体となったシステムの中でシームレスかつリアルタイムにデータが流通する世界が到来しつつあります.
また,西沢さんのお話とも少し共通する部分がありますが,社会のガバナンスのあり方もこれまでにない変化を迎えようとしています.伝統的な統治機構は閉鎖系のエコシステムを前提としており,中央集権的な機関,例えば国家が市民を垂直的に統治することで静的な秩序を維持しています.しかしこの閉鎖系という前提はフィクションです.リアルの世界は開放系であり,動的なダイナミクスの中で秩序をつくっていく必要があります.種々のステークホルダーが水平的に関わり合いながら動的に秩序がもたらされるというのが今後の社会のあるべき姿ではないかと思います.では上述した伝統的なモデルを前提につくられてきた社会システムやルールを,本来あるべき動的なモデルへと転換させるにはどうしたらよいのでしょうか.
私は“アーキテクチャ”とはシステムを構成する要素間の関係性であり,そのデザインを担うのが“アーキテクト”だと定義しているのですが,こうした社会構造の大きな転換点を迎えている今,その役割はますます重要になってきているのではないでしょうか.実際に私自身,経済産業省や内閣府の有識者会議の委員として,これからの社会のガバナンスモデルや,それを動的に実装するためのプロトコルのデザインなどにも携わっています.
今回のコンペでもこういった新しい“アーキテクチャ”の可能性を示唆する案があってもよいかもしれません.

 

尾崎さんは流山市で街に関わるいろいろなことを実践されています.その活動の中で都市やパブリックスペースについてどのように考えていらっしゃいますか?

尾崎えり子(以下:尾崎) 私の住んでいる千葉県流山市では2005─2019年の14年間で人口が4万人増えて,現在19万人の街となりました.2018年の時点で全国で8番目に転入数の多い街になっています.人口が増えたことでより公共的な性格を持つ場所が街に求められています.私は,それを行政に頼るのではなくて自分たちでつくり,小さくてもよいからビジネスとして持続させていくことを主眼に活動しています.主には女性向けの創業スクール,学童保育,サテライトオフィスの運営を行っていて,ビジネス以外では流山市で子育てをしているママたちから市議会議員を輩出するための活動も行っています.住民のモチベーション(自立)を高めていくことによってその街から面白いプロジェクトがどんどん生まれることが大事なんです.そうすることで企業もお金も人も集まる街になると考えています.
すべての公共のものは,これからの日本を支える子どもたちのためにあるべきだと思っています.そのために最先端の働き方,最先端の技術,面白い大人というのは常に子どもたちのそばにあるべきだと思っています.具体的には都市に大人が働きに行くのではなく子どもたちのいる学校の中にすべてを盛り込んでしまったらどうかと考えていて,自治体トップの方たちとモデルになる事例をつくれないかと奮闘しています.私の場合はこうして,「子ども」をトピックにパブリックスペースを構想していますが,応募者の方からどのようなトピックが出てくるのか楽しみです.

西沢 学校に大人が来るのはいいですよね,外国語の必要性なんて,一度でも外国語圏の人と生活を共にすれば問答無用に分かる.近代化教育が始まる前は,子どもは村や寺といった大人の社会の中で育っていくという側面がありました.だから尾崎さんがおっしゃられたことは未来的とも言えるし,歴史的とも言えると思います.

 

バウンダリーの変化

亀井 お話しを聞いていて,今回は「バウンダリー」という言葉がひとつのキーワードになると思いました.この数年間で情報の行き来がますます速くなっています.しかも物理的な人の行き来も増えいて.たとえばインバウンドの増加は日本だけの話ではありません.海外の観光名所ではネットで事前に予約しておかないといけない時代になってきていますよね.それはその情報がそれだけ多く流通しているからこそだと思います.先ほど鬼頭さんがフィジカルとサイバーの関係について言及されていましたが,まさにそれらのバウンダリーがシームレスになってきていることの表れだと思います.それに加えて,西沢さんが屏風絵から読み取った日本の都市イメージも,岸井さんのMaaSの話にしても,バウンダリーの曖昧さがひとつのテーマになっていると思いました.

鬼頭 たとえば,パブリックとは全体の中からプライベートな部分をとり除いた補集合であるという定義の仕方もあると思います.そうすると「全体」をどう定義するか,「プライベート」をどう定義するかというところから出発してパブリックスペースについて考えることもできるかもしれません.
プライベートとパブリックのバウンダリーはいろいろな分野で考えられている話で,たとえば金融業界ではオープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)によって銀行と外部の事業者との間の安全なデータ連携ができるようになり,従来の銀行単体の閉じた状態から,開放系で繋がる時代に移行しています.こういった流れが金融ではなく都市ではどのように作用していくのか,という思考の発展のさせ方もあるかなと思います.

岸井 プライベートとパブリックの話で言うと実は既にわれわれ自身の移動・行動・購買履歴などがパーソナルデータとして使われて,完全にパブリックなものになっているとも考えられますね.今の時代はそうしたデータを束で握っている人がパワーを持っているように思うのですが,この先一体どのように変化していくのかが気になります.

鬼頭 データを集めること以上に,それが流通する仕組みまで全部考えることが重要で,それこそが大きなパワーを持つと思っています.たとえば車の自動運転を考えるにしても車両をつくって終わりではなくて,交通ルールや道路側のインフラ整備も必要です.そういった必要材料がすべて揃ってはじめてそれが実装された社会が実現されるわけです.都市も同じで物理的に都市をつくるだけで終わりではなくて,それが使われるためのルールだとか,人びとのマインドセットなどの周辺領域全体をデザインすることが重要なんです.そういった視点を持った提案があると面白いですね.

 

誰のためのパブリックスペース

やはり仕組みをいかにデザインできるかが大事になりそうですね.尾崎さんは,学童保育やサテライトオフィスといった実際の場所づくりに携わっていますが,現場の視点から何かアドバイスいただけますか?

尾崎 あまり公共性を意識しすぎるとビジネスが成り立たないし,結局誰も利用しない場所になってしまうこともあります.おじいちゃんも子どもたちも外国人もみんなが納得するものを追求すると,あたりさわりのないアイデアしか出てこない恐れもありますね.私も審査するからには突出したアイデアを見てみたいと思います.ターゲットを明確にした上で,「パブリック」という言葉をもっと自由に捉えられるとよいですね.

亀井 結局,こういうパブリックスペースを生み出すにはお金が必要になります.どうやったらその空間の中からお金が生まれるのか,どのようにして持続させていくかという視点も必要かもしれませんね.

岸井 これまでの応募案の傾向として,そこまで考えられた提案が出てくることは少なかった.今回はもう一歩踏み込んで考えていただけるとよいと思います.

西沢 建築学科は,建築物のことをいろいろ考えるところなので,建築を周りから切り離して単独で考えてしまう傾向があると思います.日本について言えば,一敷地一建物が原則で基本的に敷地境界線で囲まれているから,そういう日本の都市空間を見ると,建物を都市から切り離して単独で考えられるような状況になっています.それが都市についての興味が薄れていることの一因となっている気もします.建物は敷地内のものであると同時に通りの一部でもあって,それはみんなのものでもあるとも言えます.パブリックスペースを考える上ではそういった意識も持ってもらいたいですね.

鬼頭 敷地や建物というと,所有の話が中心になってしまうと思うのですが,データやサイバースペースの話となると,所有権よりもアクセス権やコントロール権という話の方が重要になってきます.所有ではないかたちのパブリックとプライベートのバウンダリーをしっかり考えていくことも必要になるでしょう.

尾崎 いろいろなトピックがあり,提出される案が楽しみですね.最後に,生活者視点に立つという原点も忘れないでほしいと思います.神は細部に宿るじゃないですけど,実際にそこを使う人の視点を持てているかどうかは,とても大事なことだと思っています.

亀井 われわれとしてもとても身に沁みる言葉ですね.みなさんから面白いお話を伺えて今日この時間を共有できたのがすごく楽しいです.ありがとうございます.

[2019年7月18日,日建設計本社にて 文責:本誌編集部]


日建設計

日本語の公共空間という言葉を聞くと行政が公的に整備した空間を連想してしまいがちですが,現在は民間の敷地の中にもパブリックスペースがたくさんつくられています.弊社で都市計画を担当した東京ミッドタウン日比谷(本誌1805)では,千代田区道を廃道して,広場として付け替えを行い約4,000m2の「日比谷ステップ広場」をデザインしています.ここでは道路を歩行者専用にしたほか,地下には地下鉄2線を結節するバリアフリーネットワーク「日比谷アーケード」をつくり歩行者に優しくエリア内の回遊性を高めるまちづくりを目指しました.また,行政・企業・町会などが参加するエリアマネジメントを導入して,この場所が持続していけるように経済的視点においても工夫しています.
東京ミッドタウン日比谷でのパーマネントな広場づくりとは対照的に,「PARK PACK」では未来の公園をテーマに移動式のデザインを行いました.これは六本木の東京ミッドタウンが主催するイベントのために発案されたもので,広場を活性化するための道具が収納された4つのコンテナを設置しています.道具の組み合わせによって広場がステージやカフェになったり,さまざまなアクティビティを生み出します.
これからの時代,どのようなパブリックスペースが都市に価値を与えていけるのでしょうか.日建設計ではこうしたさまざまなパブリックスペースのデザインを通じてその問いに対する答えを探っています.

[大松敦/日建設計]


撮影:今田耕太郎[イマダフォトサービス]


提供:日建設計


左上:東京ミッドタウン日比谷に整備された日比谷ステップ広場。
右上:日比谷ステップ広場内の歩行者専用道路。右下:日比谷アーケード。
下:六本木の東京ミッドタウンに設置されたPARK PACKの様子。

 

鬼頭武嗣

クラウドリアルティというフィンテック企業を2014年に立ち上げて,資金調達者と出資者をP2P(ピア・ツー・ピア)でマッチングする投資銀行機能を担うプラットフォームを運営しています.ここでは不動産を証券化して資金調達を行うサービスを提供していて,誰でもオンライン上で簡単にREIT(不動産投資信託)と同等の仕組みを組成することを可能にしています.これは一例ですが,京都の町家をリノベーションして宿泊施設に転換するプロジェクトでは,約110人から7,200万円の資金を調達し,資金調達者の方の新たな事業に繋げることができました.このように仕組みやプラットフォームをデザインすることも広い意味で都市やパブリックスペースに貢献すると考えています.

上:クラウドリアルティで資金調達を行った町家のリノベーション事業.
下:クラウドリアルティのホームページの抜粋.オンライン上で誰でも資金調達や出資ができる.
[提供:クラウドリアルティ]

 

尾崎えり子

2014年に,第二子の出産を機に女性の働く場所の創出や起業をサポート,学童保育のプロデュースを行うコンサルタント会社として新閃力を設立しました.2016年にはシェアオフィスTrist(トリスト)を立ち上げ,都内企業の誘致を行ってきました.私自身もそうなのですが,出産や子育てを機に一旦仕事をやめてしまった女性が千葉県流山市にはたくさんいます.そういった方を都内の企業に雇ってもらい,Tristでテレワークをしてもらうことで,通勤にかかる時間を削減でき,子育てと仕事の両立が可能になるというものです.都市やパブリックスペースについて専門としてはいませんが,新閃力の活動はそれらに密接に関わるものだと思っています.このコンペも,なるべく生活者の視点に立って審査を行いたいと思っています.


上:Trist2号店のワーキングスペース.2018年にオープンした2号店では
市が所有する建物を住民たちの手で改修してつくられた.下:改修作業の様子.
[提供:Trist]