佳作 「建物のための建物」
- 清野貴夫+水野悠一郎 (東京藝術大学大学院)
作品コンセプト
これは家の根っこが表出したような集合住宅です.その根っこはスポ ンジのように周囲を吸収し,その環境が強さを持つ住宅です.住戸は 一戸建てのように独立し,縦に広がり,立体的な庭を背景として持ち ます.住人はまずエレベータで屋上に上り,自分の家に潜っていき, 大地を風景として感じながら生活します.記憶に焼き付ける風景と は,本質として変わらないものであり,30年後も,その後も,人が住 むということにおいて変わらないことだと考えます.記憶を振り返った 時,住む人にとっての原風景として,立体的な庭の風景を頭の中に映 し出されることを期待して.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 2点/賞金50万円(税込)
- 佳作 7点/賞金各10万円(税込)