佳作 「巣と繭」
- 大西健太+岩田敏幸+前坂達男 (日本大学大学院)
作品コンセプト
30年後の都市における集合住宅は機能がそぎ落とされ,単身者が 「寝る」という行為のみが残された繭のような空間になるのかもしれ ない.「繭」─そこはベッドがひとつ置いてある,睡眠をとるためだけ の4.5㎡の空間である.「巣」─そこは繭に比べていくらか広い,人び とが集う場であり,繭からそぎ落とされたさまざまな機能が入る.家 族住まいは人数分の繭と,ひとつかふたつの巣を借り,家族で巣を占 有して住まう.時を経て,単身者が増え,寝る機能ばかりが求められ る時,家族暮らしに占有されていた巣はフリーとなり,機能や時を共 有し合う交流の場となる.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 2点/賞金50万円(税込)
- 佳作 7点/賞金各10万円(税込)