主催:株式会社長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

優秀賞

個の自律性と他者との共有性の間を調停する棲み家
篠田恭椰 鈴木悠(信州大学大学院)

個の自律性と他者との共有性の間を調停する棲み家 篠田恭椰 鈴木悠(信州大学大学院)
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作品コンセプト

Ⅰ-Ⅰ.狩猟採集から農耕牧畜,そして|狩猟採集時代には,人々は所有している財をほとんど持たず,縄張り意識が存在しなかった.農耕とは,土地を占有することであり,動物の世界における縄張りと同じものを人類も持つことになった.そして,人間同士の争いが始まった. Ⅰ-Ⅱ.現代社会における所有の排他性|現在,人口減少渦の日本では,所有物としての価値の残る住まいが遺棄された姿を晒し続けている. Ⅰ-Ⅲ.住まいの解体,棲み家へ|個人の排他的所有の象徴である「住まい」を解体し,開かれた共有財として再編成することで,この自律性と他者との共有性の間を調停する「棲み家」を提案する.