第15回 ダイワハウスコンペティション 愛の家
テーマ 愛の家
愛という言葉にどんなイメージをもつでしょうか。愛は、特定の誰かへ向ける愛だけでなく、とても多義的な広い意味をもちます。身近な暮らしの中から見つかる愛もあれば、世界や地球規模までスケールを拡げてとらえる愛もあるでしょう。また、偏った愛でも、それを突き詰めると、何か大きな可能性に繋がるかもしれません。
反対に、効率や機能、綺麗事のような正しさだけでは愛は生まれないでしょう。紆余曲折を経ることも愛を考えるうえで重要なプロセスといえます。では、そのような愛を考えた時、家はどのようになるでしょうか。自分と他者との関係を深く追求し、愛を核に、そこに住まう意欲が強く現れる家を具体的に考えてください。
敷地は架空でもリアルでも自由です。戸建て1棟、戸建ての集合、併用住宅、リノベーションなど、形式やプログラムは問いませんが、ひとつの家として必要な空間を提案してください。「愛」をどういうものとしてとらえたかをしっかりと定義して、家の根本に立ち返り、それぞれの愛からこれからの時代の家を考えた案を期待します。