応募される方へのお願い
敷地周辺での写真撮影や、敷地内への立ち入りは、近隣の方や現場の方にご迷惑が掛かりますので、何卒ご遠慮いただくようお願いします。
趣旨
時代のニーズにあった「デベロッパーと建築家・デザイナーとの新しい関係」を探るひとつの機会として、2002年からスタートした 「住空間デザインコンペ」。前回からは名称を「三井住空間デザインコンペ」とし、新たな装いで実施しています。現実の生活を前提として、いかに「快適な居住空間」をつくり出すことができるか。
また、単に装飾的になるのではなく、個人の嗜好性を生かしながら、誰もが快適に感じることができる住まいとは何かを求めてきました。 2006年の第4回コンペでは、応募登録1,446件、応募作品771点という多数の応募をいただいています。
今回は、東京のベッドタウンにあるファミリーマンション「(仮称)板橋区成増3丁目計画」(9階建、総戸数223戸)を課題建物として取り上げます。コンペ対象住戸は、公園緑地に面し、専用庭のある1階住戸(専有面積79.13m2)。構造躯体と若干のパイプスペースを除き、キッチンや洗面室といった水場の位置も制約無く自由にプランニングしていただけます。親の空間と、こどもの空間を考慮しながら、そこに住まう親と子が生き生きと暮らす斬新で魅力的な住戸プランを提案してください。選ばれた最優秀案は、それに基づき実際に建設のうえ分譲されますので、購買行動に至る魅力のある案であるとともに、今後のファミリーマンション向けの新たなスタンダードとなるようなプランであることが条件となります。
5回目を数えるこのコンペは、若手建築家の登竜門として位置付け、より多くの実務経験者に応募していただきたいと考え、最優秀賞は「三井住空間デザイン賞」として表彰します。また、2段階審査方式を採用し、2次審査を公開プレゼンテーション形式で行います。これまでの受賞作品のうち、第3回のパークタワー秋葉原では、コンペ作品が建設・分譲され、入居済みです。第4回のパークコート虎ノ門愛宕タワーでは、コンペ作品が間もなく完成し、その後分譲する予定です。第3回のパークタワー秋葉原は2007年のグッドデザイン賞を受賞しています。わたしたちはこのコンペを通して、集合住宅の新しい価値が創造されることと同時に、同じ時代を共に生きる優れた建築家・デザイナーとの出会いを期待しています。