主催:株式会社長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

最優秀賞

電気の森,水道の川に住む
南沢想(京都大学)

電気の森,水道の川に住む 南沢想(京都大学)
※ クリックすると拡大されます
 

作品コンセプト

人間は,自らを取り巻く環境資源を利用しながら生きてきた.資源のある場所は人と人が自然に「まざりあう」空間であり,ひとつの目的にしばられずさまざまな行為が「まざりあう」多義的な空間であった.しかし現代では都市インフラが発達し,個々の住居に直接水や電気が供給されるようになったことで,小さなハコの中で生活が完結してしまっている.一方で,電線や水道は都市中に張り巡らされている.このような都市の資源を自然の資源と同じように能動的に利用しながら,他者と共生する集住体をつくる.