優秀賞
火を囲むくらし
神原夏穂
石家佳奈(立命館大学)
作品コンセプト
コロナ禍で人びとの繋がりが希薄になりがちな今,私たちは再び「火を囲むくらし」を提案する.古来より人間は火を囲んで集い,語り合ってきた.ひとつの火を囲むことで人びとの物理的距離を確保しつつ,囲む者同士の不思議な一体感をもたらし,心理的距離を縮めることができる.ガスや電気などの普及に伴い,火の役割が分散され,人びとの生活から火の姿が消えつつある中,それらの役割を目に見えるひとつの火に再集約し,あらゆる生活のエネルギー源として暮らしを支えることで,人びとの拠り所となる.
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 3点/賞金50万円(税込)
- 佳作10点/賞金各10万円(税込)