主催:株式会社長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

今,私たちの生活空間は変化を迫られています.たとえば「シェア」の概念が広まり,複数の人びとが居住空間を共有することが一般化すると共に住宅の機能が都市へ分散化したことで,プライベートな空間とパブリックな空間がまざりあうようになっています.ただし,長らくダイバーシティやインクルージョンが重要だと叫ばれてはいるものの,日本では「ソーシャル・ミックス」と呼ばれる異なる職業・世代・所得の人びとの共生も進みづらく,私たちが暮らす空間は所得や人種,文化による分断が進んでいることも事実です.他方で,Generative AIのようなツールが急速に発展しているからこそ,現実空間で異なる人間を関係づける建築の知はより一層重要性を増しつつあるとも言えます.こうした社会の変化と,「集合住宅」は不可分にあるはずです.多くの人びとが集まって暮らすこと――そこには分断を加速させるリスクもありますが,同時に新たな共生のかたちを示す可能性も眠っているでしょう.すべてをフラットに扱い均質化させることで多様性やインクルージョンを実現するのではなく,異なるものを異なるものとして扱いながら個が共鳴できる環境をいかに実現できるのか.所得や世代,性別はもちろんのこと,人種や文化にかかわらずお互いが個を尊重しながら「まざりあう」ような集合住宅を考えることは,これからの社会のあり方を考えることでもあるでしょう.「まざりあう集合住宅」をテーマに,コミュニティもライフスタイルも文化も異なるような人びとが共生できる集合住宅を提案してください.敷地は準工業地域に指定された都心部です.そこに50戸の集合住宅を想定してください(敷地1,000m2,容積率300%).1次審査を通過した上位4案による公開の2次審査で最優秀賞を決定します.

 

登録・作品提出締切
2023年10月31日(火)必着

早期登録特典について
9/30までに登録頂いた方限定で,昨年の審査の様子を収めた動画をお届けします.

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(ご連絡先: Jinji@haseko.co.jp