昨今,個人の多様な生き方や考え方が受け入れられ始めています.学校や地縁など旧来的な結び付きが弱まる中,標準化する考えが見直され,私たちはひとりで,あるいは誰かと,緩く希薄化した無数のコミュニティを渡り歩いています.
そうしたコミュニティが変化する一方,現代の都市空間はまだそれに応えられていません.これまでのシステムの上で,大量生産のために住む場所が集約されているのです.
近代化以降,集合住宅は都市計画と共に整備されてきました.世界が大きく変化してきた今,都市も集合住宅もどうあるべきでしょうか.かつて集合住宅を多くの機能を複合させたひとつの都市として提案した,ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオン(1952ほか)の例もあります.集合住宅を考えることは,都市を考えることでもあるのです.
そこで,テーマを「○○(まる)活都市」とします.ひとりやふたり,または多人数による個人の活動が重なり合う集合住宅を提示してください.その活動は私たちに主体的な価値観を磨かせ,結果的に他者との間に自然発生的な繋がりをもたらすかもしれません.またそれはきっと現代の都市を考えることになるはずです.ものや建築を規定してしまうシステムをも再考するような提案を期待します.
敷地は商工業と住宅地などさまざまな用途が混在する地域のひと街区です.そこに敷地面積1,000m2,容積率200%の60人が住む集合住宅を想定してください.住居のみでなく,「○○活」のための機能が入っても構いません.1次審査を通過した上位4案による公開の2次審査で最優秀賞を決定します.
早期登録特典について
9/30までに登録頂いた方限定で,昨年の審査の様子を収めた動画をお届けします.
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